0日目 

「(読者が) X日で学ぶ Scalaz」を書くつもりは無かった。1日目は、Scalaz 7 が milestone 7 だった 2012年の8月31日に書かれた。2日目はその次の日に書かれた。つまり、これは「(僕が) 独習」した web ログだ。だから、簡潔に最低限のことしか書かれてなかったりする。記事を書くよりも本を読みながらコードを試してみるのに時間をさいていた日もあったと思う。

いきなり詳細に飛び込む代わりに、今日は前編として導入から始めたいと思う。これは飛ばして後で読んでも構わない。

Scalaz 入門 

Scalaz 入門はいくつかあるけど、僕が見た中で一番良かったのは Nick Partridge さんが Melbourne Scala Users Group で 2010年3月22日に行った Scalaz のトークだ。

これをネタとして使うことにする。

Scalaz は主に3つの部分から構成される:

  1. 新しいデータ型 (ValidationNonEmptyList など)
  2. 標準クラスの拡張 (OptionOpsListOps など)
  3. 実用上必要な全ての汎用関数の実装 (アドホック多相性、trait + implicit)