Awodey:
もちろん、圏の対象は集合である必要は無い。以下は非常に簡単な例だ:
- 圏 1 は以下のようにみえる:
これは、1つの対象とその (図では省かれている) 恒等射を持つ。- 圏 2 は以下のようにみえる:
これは、2つの対象、それらの恒等射、そして対象の間にただ 1つの射を持つ。- 圏 3 は以下のようにみえる:
これは、3つの対象、それらの恒等射、第1の対象から第2の対象へのただ 1つの射、第2の対象から第2の対象へのただ 1つの射、そして第1の対象から第3の対象へのただ 1つの射 (前の 2つの射の合成) を持つ。- 圏 0 は以下のようにみえる:
これは、一切の対象や射を持たない。
これらの圏は直接はあんまり使い道が無いけども、圏とは何かという考えるにあたって頭を柔らかくするのと、他の概念へのつなぎとして訳に立つと思う。