猫番

猫番 

Cats は Scala のための関数型プログラミングのライブラリで、これは僕がそれを使ってみた記録だ。 大まかな流れは、僕が 2012年 (!) に書いた独習 Scalaz に倣う。

Cats のサイト によると、名前は圏 (category) の遊び心のある短縮形に由来する。 プログラマの取りまとめは猫の群をまとめるようなものだと言われる。

訳注: 本稿原題の herding cats は、英語の慣用句の一つで、herd というのは何十匹もの牛や羊を追い立てて群で移動させること。 猫は集団行動ができないので、言うことを聞かずにてんでんばらばらな状態、またはそれをまとめようとする様。

少なくとも Scala を使ってるプログラマに関しては当てはまるのではないかと思う。 この状況を十分承知した上で、Cats は第一の動機として「とっつき易さ」をあげている。

Cats は技術的な視点からみても面白そうだ。 とっつき易さのせいか、Erik Asheim (@d6/@non) の凄さか、 色々が集まってきて新しいアイディアを持ち込んでいる。 例えば、Michael Pilquist (@mpilquist) 氏の simulacrum や Miles Sabin (@milessabin) 氏の型クラスの自動導出などが例だ。 これから、色々学んでいきたい。

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