Uppsala から帰ってくる途中、何となく思い出したのは同僚とのモナドの直観についての会話で、僕は酷い説明をした気がする。色々考えているうちに、ちょっとひらめきがあった。

モナドはフラクタルだ
上のフラクタルはシェルピンスキーの三角形と呼ばれるもので、僕がそらで描ける唯一のフラクタルだ。フラクタルとは自己相似的な構造で、上の三角形のように部分が全体の相似となっている (この場合は、親の三角形の半分のスケールの相似)。
モナドはフラクタルだ。モナディックなデータ構造があるとき、その値のいくつかを合成して同じデータ構造の新しい値を形成することができる。これがモナドがプログラミングに有用である理由であり、また多くの場面で登場する理由だ。
具体例で説明する:
scala> List(List(1), List(2, 3), List(4))
res0: List[List[Int]] = List(List(1), List(2, 3), List(4))